帯広北高チア2年生部員、監督セクハラ騒動で全員退部

帯広北高チア2年生部員、監督セクハラ騒動で全員退部
スポーツ報知 2012年1月18日(水)8時3分配信

 私立帯広北高校(北海道帯広市)チアリーディング部の2年生部員10人全員が、男性監督からセクハラ行為を受けたことを理由に退部していたことが17日、明らかになった。同校教頭でもある監督は、特定の部員の尻を触ったり、ネックレスを贈ったりしたほか、「愛してる」「結婚しよう」などと声を掛けていたものとみられる。同部は全国レベルの強豪として知られている。

 はじけるスマイルと高難度の技を武器に、全国を舞台に活躍してきたチアリーダーたち。退部という苦渋の決断に至った背景には、信頼していたはずの30代後半の男性監督によるセクハラ行為があったもようだ。

 北海道庁学事課によると、帯広北高チアリーディング部員の保護者から昨年12月27日、同部監督に対する苦情の電話が同課に寄せられた。内容は、同校教頭でもある監督が、特定の部員の尻を触ったり、ネックレスを贈るなどしたほか「愛してる」といった“告白”や「結婚しよう」と“プロポーズ”までしている、という趣旨だった。また、監督が練習後に部員を誘ってファミリーレストランに行き、店内で手を握るなどしていた行為についても訴えていた。

 最も執拗(しつよう)なセクハラ行為の対象となった女子を含む2年生は、今月5日に10人全員が退部届を提出した。3年生は引退しており、現在は1年生7人のみが在籍。ただ、チアリーディング競技は8人以上の構成でないと成立しないため、今月末に行われる全日本高等学校選手権への参加は辞退した。

 男性監督は創部当初から指導を担当。難易度の高い技に積極的に取り組むなどして、学校外からも高い評価を得ていた。同校は「担当者は出張中」「対応できる人間がたった今、会議に入ってしまい、今日は戻らない」などとし、対応しなかった。

 男性監督が理事を務める北海道チアリーディング連盟の山口清理事長は「まずは事実確認をしなくてはなりませんが、熱心に頑張っておられた先生なので驚いています」と困惑気味。さらに「チアリーディングでは、指導者が(演技者の)体に触れることは普通にあることですが、競技以外の時間であれば全く別の話です」と話していた。

 ◆帯広北高チアリーディング部 2005年4月創部。10年に北海道チアリーディング選手権で優勝。同年から日本選手権に2年連続出場。昨年7月26日には、帯広の森野球場で開催されたプロ野球パ・リーグ公式戦「日本ハム対オリックス」で演技を披露した。愛称は「ブルークローバーズ」。

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