不適切行為:教え子に 山形大、付属中教諭を懲戒解雇 /山形
毎日新聞 2012年1月25日(水)11時38分配信
教え子に不適切な行為をしたとして、山形大は24日、山形大付属中に勤務していた30代の男性教諭を懲戒解雇処分にしたと発表し、山形大の結城章夫学長と同中の鹿野智校長が謝罪した。処分は23日付。関係者によると教え子は女子生徒とみられ、1年以内の間に複数人に及んでいた可能性もあるという。山形大は不適切な行為があった事実を山形署に相談しており、同署は捜査を始めた。
山形大によると、昨年12月上旬に生徒からの報告を受け内部調査を進めたところ、不適切な事実が分かり、「本学の秩序、風紀を著しく乱し、人権侵害にあたる看過しがたい行為」として処分を決めた。男性教諭は「節度がなかった」と謝罪しているという。被害者保護のため行為内容の公表は控えた。
鹿野校長は「教諭の倫理感を高める取り組みをしないといけない」と話し、再発防止に力を入れる考えを示した。生徒に対しては必要があれば、山形大のカウンセラーを派遣するなど心のケアに努めるとしている。【浅妻博之】
1月25日朝刊