「准教授がセクハラ」 女性元院生 京都学園大を訴え 大津地裁

「准教授がセクハラ」 女性元院生 京都学園大を訴え 大津地裁
京都新聞 2012年3月7日(水)13時49分配信

 京都学園大大学院(亀岡市)のバイオ環境研究科の男性准教授(58)からセクハラ行為を受け、大学院も問題を放置したとして、高島市の元大学院生の女性が7日までに、男性准教授と学校法人京都学園を相手に、約320万円の損害賠償を求めて大津地裁に提訴した。
 訴状によると、女性は大学3年だった2008年夏ごろから、研究室内で准教授から腰や太ももを触られたり、日常的に性的な発言を受けるようになり、10年春に大学院に入ってからもセクハラは続いた。大学に相談したが、准教授には口頭での注意のみで処分は行われなかった、としている。
 女性はセクハラの影響で体重が10キロ減少し、不眠や腹痛などの症状が出たほか、希望する研究ができなくなったとして、慰謝料の支払いと授業料の返還を求めている。
 京都学園大総務課は「現在、大学のハラスメント調査委員会で調査している。その手続き中に訴訟を起こされ困惑している」とコメントしている。

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