宮崎公立大:セクハラ問題 市長に改善策 教職員意識改革など徹底 /宮崎
毎日新聞 2012年4月13日(金)16時38分配信
教職員による学生へのセクハラ問題が相次ぎ、設置者の宮崎市から是正措置命令を受けていた宮崎公立大は12日、戸敷正市長に改善策をまとめた報告書を提出した。
報告書によると、セクハラ問題に対して(1)組織機能の強化(2)教職員の意識改革(3)事件発生後の対応改善と被害者に寄り添った支援の確立−−を徹底。具体的な改善策として▽学内のハラスメント防止・対策委員会を理事長直属にする▽委員会に女性委員を新たに3人登用する▽管理職を対象にしたハラスメント防止のための研修を実施する▽加害者の氏名公表を検討する−−など17項目をまとめ、それぞれ達成するまでの期間を設けた。
井上雄二理事長は提出後の記者会見で「改善策を徹底することで、公立大を必ず変えていきたい」と決意を述べた。戸敷市長は「大学の信用を失墜させる事態が二度と起こらないよう、全学をあげて信頼回復に努めてほしい」と話した。
同大では02年以降、1月までに4件のセクハラが発覚。中別府温和氏が責任を取って学長を辞任し、井上理事長が学長職を兼務している。学内には外部委員による検証委員会が設置され、問題の背景として「被害者の心情への理解や発生する構造などへの理解が管理職層で不十分」だったなどと指摘する報告書を3月に大学側に提出。大学は報告書を受けて改善策を検討していた。【中村清雅】
4月13日朝刊