児童溺れた事故 引率教諭を減給

児童溺れた事故 引率教諭を減給
日刊スポーツ 2012年5月28日18時27分

 宮崎県延岡市の温水プールで2010年5月、小学4年の女児が溺れて重体になった事故で、県教育委員会は28日、引率した小学校教諭(48)ら4人をそれぞれ減給1〜3カ月、10分の1の処分としたと発表した。監督責任を問い校長(58)を戒告処分とした。

 4人は昨年12月、延岡区検に業務上過失傷害罪で略式起訴され、罰金40万〜50万円の略式命令を受けた。罰金は納付済み。

 起訴状などによると、4人は10年5月14日、遠足で訪れた同市の健康増進施設の流水プールで児童約100人を遊泳させたが、監視を怠り女児を溺れさせたとしている。県教委によると、女児は現在も低酸素脳症で意識不明。

 飛田洋県教育長は「重大な事故が発生したことを大変重く受け止めている」とのコメントを出した。(共同)

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