高濃度消毒剤流出:プール排水で魚1000匹死ぬ−−岐阜市早田川 /岐阜
毎日新聞 2012年6月19日(火)11時51分配信
岐阜市教委は18日、市立岐阜清流中学校(岩本真哉校長)のプールから通常の排水の2000倍以上の塩素消毒剤が流出し、隣接する早田川の魚約1000匹が死んだと発表した。同中は統廃合前の旧明郷中時代の10年9月にもプール排水により魚が300匹死んでいる。昨年6月には同じ校区の市立城西小でも同様の塩素流出で魚が500匹死んでおり、早田川の塩素流出事故は3年連続。
男性体育教諭(50)が同日午前7時半ごろ、塩素2キロを自動塩素投入機に入れてプールの水をろ過しようとしたところ、約4時間にわたり高濃度の塩素がプール脇の側溝を通じて流出。約430メートル下流域にわたってシラハエやドジョウなどが死んだという。教諭が投入機のバルブの操作を誤った可能性が高いという。
市教委の島塚英之事務局長は「周辺住民にご迷惑をおかけして申し訳ない。より厳しく指導を徹底させ、再発防止に努めたい」と陳謝した。【立松勝】
6月19日朝刊