懲戒処分:女子生徒触った県立高教諭減給−−県教委 /三重
毎日新聞 2012年7月5日(木)16時44分配信
県教委は4日、女子生徒(当時)の太ももを触ったなどして、津市内の県立高校男性教諭(52)を減給10分の1、1カ月間の懲戒処分にした。
県教委によると、教諭は03年2〜3月、進路指導室で当時高校3年の女子生徒の指導をした際、女子生徒を抱きしめたり、太ももを触ったという。教諭は、「女子生徒が倒れかかってきたので、支えようとした。太ももは、勉強がはかどったことを褒めるためにたたいただけ」と話しているという。
県教委によると、元女子生徒は06年3月、県教委に在学中、教諭に体を触られたことを報告。07年3月には教諭と県を相手取り、損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。大阪地裁は元女子生徒の主張を一部認め、県などに対して損害賠償35万円を支払うよう命じた。教諭と県は控訴、控訴審判決では時効成立を理由に女子生徒の請求を棄却したが、わいせつな行為は認定したため、教諭は最高裁に上告。最高裁は今年3月、教諭の上告を棄却した。【大野友嘉子】
〔三重版〕
7月5日朝刊