奈良の中2女子、1年間いじめ被害…警察が捜査
読売新聞 2012年7月24日(火)7時28分配信
奈良県桜井市の市立中学2年女子生徒(14)が約1年間、同級生ら女子数人からいじめを受け、今年6月に腰を蹴られるなどしてけがをしていたことがわかった。
学校は「友達同士のけんか」としてきたが、読売新聞の取材に対し、「6月の暴行後に改めて調べたところ、集団による暴行などがわかり、以前からいじめの状態だった」と認めた。桜井署が傷害容疑で捜査している。
学校などによると、女子生徒は6月19日の下校時、校門前で待っていた6人に校外で腰や足を蹴られるなどし、5日間のけがを負った。「学校や親に話したら、田んぼに顔を突っ込んでやる」と言われたという。
学校の調査に対し、6人はいじめと認め、「男女交際について間違ったうわさを流されたので許せなかった」と説明。女子生徒は「うわさはしていない」と否定しているという。
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6人で“集団リンチ”…中2女子がいじめで負傷 奈良県警が捜査
産経新聞 2012年7月24日(火)12時22分配信
奈良県桜井市の市立中学2年の女子生徒(14)が、同級生の女子6人から腰を蹴られるなどのいじめを受けて負傷し、県警が傷害容疑で捜査していることが24日、分かった。学校側は当初、生徒同士のけんかとしていたが、再調査の結果、「いじめがあった」と認めた。
学校によると、女子生徒は6月19日午後3時ごろ、下校時に同級生の女子6人から校外で腰や足を蹴られるなどし、全治5日間のけがをした。
学校の調査に対し、6人は「男女交際について間違った噂を流されたので許せなかった」と説明。女子生徒は「噂はしていない」と否定しているという。
学校によると、女子生徒は昨年5月ごろから、数人の生徒に囲まれて暴言を吐かれたり、蹴られたりするなどの被害を繰り返し受けていた。
学校側は当初、担任教諭らが生徒同士のけんかとし、加害生徒や保護者に注意していたが、6月の暴行後に再調査し、いじめがあったと認めた。
女子生徒は暴行を受けた後、県警桜井署に被害届を提出、受理された。その後は登校しておらず、学校は近く、女子生徒と加害生徒を招いて話し合いの場を設ける方針。
校長は取材に対し、「早期にいじめとして対応しておくべきだった。女子生徒には大変申し訳ない。精神的なケアや生徒同士の関係修復に努めたい」としている。
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奈良の中2女子、いじめでケガ 警察が捜査
日本テレビ系(NNN) 2012年7月24日(火)12時31分配信
奈良・桜井市の公立中学校に通う2年の女子生徒(14)が先月、同級生から殴る蹴るなどのいじめを受けてケガをして、警察が捜査を始めていることがわかった。
桜井市の公立中学校などによると、同校に通う2年の女子生徒は先月、下校時に校門前で待っていた6人に学校の外で殴る蹴るの暴行を受け、全治5日間のケガをした。学校が調査したところ、6人はいじめと認めた他、この女子生徒をめぐっては、去年4月の入学以降、1年間で約10件のトラブルがあったことがわかった。
24日朝の桜井市教育委員会の会見で、学校側は、これらのトラブルについてはいじめとの認識がなく、今後調査すると説明し、先月のいじめについて、女子生徒の保護者に謝罪の場を設けることを明らかにした。
女子生徒は現在、不登校になっていて、保護者の被害届を受理した警察が傷害事件として捜査を始めている。
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奈良・中2いじめ、傷害容疑で捜査
TBS系(JNN) 2012年7月24日(火)12時45分配信
奈良県桜井市で中学2年の女子生徒が同級生らにいじめを受けけがをしたとして、警察が傷害容疑で捜査していることがわかりました。
「重大ないじめとして、教育委員会も学校もとらえ、対応している」(桜井市教委の会見)
桜井市の教育委員会によりますと、市立中学2年の女子生徒は先月19日、下校途中に同級生の女子6人に囲まれて傘で小突かれたりカバンを蹴られたりしたほか、1人からは腰を蹴られて全治5日のけがをしたということです。
「(女子生徒の)父親から電話をいただき、『娘がドロドロになって泣きながら帰ってきた』。同じようなことがあったにもかかわらず、指導をお願いしているにもかかわらず、何も変わっていないじゃないか」(中学校の会見)
学校側は、今回の暴行のきっかけは女子生徒が同級生の男女交際について周りに話したことだとしています。しかし去年5月から、この女子生徒と同級生グループとの間では合わせて12件のトラブルが報告されていたということです。
「ちょっとしたことでキレて、その子を殴っていた。たぶん先生は見ていない」(同じ中学校の生徒)
女子生徒はけがをした翌日から登校しておらず、被害届を受けた警察が、傷害容疑で捜査しています。(24日18:09)
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奈良中2女子いじめ、8回あった…校長ら認める
読売新聞 2012年7月24日(火)20時17分配信
奈良県桜井市の市立中学2年の女子生徒(14)が同学年の女子数人にいじめを受け、けがをした問題で、同校の校長らが24日、記者会見し、生徒に対するいじめは入学直後の昨年5月から、けがをした今年6月までに8回あったと認めた。
けがをさせた生徒らが29日、同校で被害者の家族に謝罪することも明らかにした。
校長の説明によると、今年6月19日夜、生徒の父親から「娘がびしょぬれになり、どろどろの服で泣いて帰ってきた」と電話があり、いじめを把握。加害生徒6人に話を聞き、同級生ら数人で取り囲み、暴言を浴びせたり、暴力を振るったりするいじめが続いていたことを確認したという。
校長は学校としても被害者側に謝罪するとしており、「複数による1人への暴力や暴言は典型的ないじめで、指導の甘さを痛感している。被害生徒に怖い思いをさせ続けて申し訳なかった」と語った。