盗撮目的で逮捕、わいせつ行為で免職… やまぬ教職員不祥事 静岡
産経新聞 2012年7月25日(水)7時55分配信
県内で教職員による不祥事が止まらず、県教育委員会など関係者が頭を抱えている。
清水署は24日、また、同市教育委員会は同日、にした。
逮捕されたのは同市清水区に住む、同区内の市立中学校教諭、岡部博容疑者(29)で、同署の調べによると、6日夕方、顧問を務める女子ソフトテニス部の生徒の着替えを盗撮しようと教室に侵入した疑い。
同市教委などによると、事件発覚後、岡部容疑者は学校側の事情聴取に対し、盗撮を認めず、カメラを壊して証拠隠滅を図ったが、その後、犯行を認めた。
一方、同市教委は強制わいせつ罪で19日に静岡地裁から懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡された別の同市立中学校の男性教諭(55)を24日付で懲戒免職処分、同校の校長を文書訓告処分とした。
判決などによると、この男性教諭は4月中旬、校内の談話室で、女子生徒の体を触るなどした。
23日にはになったばかり。同市教委と県教委はそれぞれ、「綱紀の粛正と、倫理観・使命感の高揚を図り、信頼回復に努める」「使命感・倫理観の一層の高揚を図る」などとしているが、不祥事の連鎖が止まらない限り、県民の心に届かぬ“空念仏”に終わりそうだ。