京大元教授を立件へ 東京地検特捜部、収賄容疑で
産経新聞 2012年7月26日(木)7時55分配信
京都大大学院薬学研究科の男性元教授(59)による研究費流用疑惑に絡み、元教授が物品納入に便宜を図った見返りにから賄賂を受け取った疑いがあるとして、東京地検特捜部が、元教授と販売会社側を贈収賄容疑で立件する方針を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。元教授は同社に物品を架空発注し、研究費の一部を管理させる不正経理を行っていた疑いもあり、特捜部は業務上横領容疑などでも捜査している。
関係者によると、同社と元教授は10年以上前から取引などを通じて付き合いがあったとされる。同社は、元教授が国立成育医療研究センター(東京)から京大に移ったのとほぼ同時期に京都営業所を開設。京大の入札で平成19〜23年にゲノム(全遺伝情報)解析装置など少なくとも5件(計約2億4600万円)の納入を落札していた。
一方、元教授は昨秋まで複数回、私的な海外旅行に出かけたが、航空券代など数百万円分を同社が負担していたほか、高級クラブなどでの接待を繰り返し受けていたという。特捜部は、こうした利益供与の一部が賄賂に当たると判断しているもようだ。
同社は昨年10月、約15億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請して倒産。同社に対しては日本大学など4大学1機関も債権を保有していたことが判明しており、京大以外にも不正な経理処理があった疑いが指摘されている。
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