桜井の中2いじめ:県教委、検証チーム設置 教員用マニュアルも /奈良

桜井の中2いじめ:県教委、検証チーム設置 教員用マニュアルも /奈良
毎日新聞 2012年8月3日(金)14時2分配信

 桜井市の市立中学2年の女子生徒(14)が同級生6人からいじめを受けた問題で、県教委は2日、有識者と県や県教委、市教委の担当課長ら5人でつくる検証チームを1日付で設置したと発表した。9月上旬までに検証レポートを作成し、レポートを基に、主に教員向けの早期対応マニュアルを策定する。
 検証チームは市教委から提供される資料を基に、全2回の会議で今回のいじめ問題を調査。座長や具体的な調査方法は7日に開かれる第1回会議で決定する。チームの位置づけについて、県教委は「マニュアル策定のため、桜井市のいじめを実例として検証する」と説明。マニュアル策定に役立てることで、再発防止につなげたい考えだ。
 県教委は1日付で早期対応マニュアル策定チームも設置した。5人のうち4人は同じで、市教委の替わりに県警少年課長がチームに入る。マニュアルは、いじめを教員や学校、市教委が早期に発見し、対応するためのもので、いじめの兆候の判断や警察も含めた外部機関への適切な相談の方法などが盛り込まれる見通し。9月下旬ごろに県内全ての学校に配布する予定。【伊澤拓也】

8月3日朝刊

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