県教委:いじめ問題に対応 今月下旬、教諭や保護者集め会議 /福井
毎日新聞 2012年8月7日(火)16時31分配信
いじめ問題への対応を協議するため、県内小中学・高校の教諭や保護者を集めた会議が、今月下旬にも開催されることになった。6日開かれた県教育委員会で、事務局が報告した。
事務局によると、いじめ問題についての意見交換などを行う予定だが、具体的な協議事項や日程は調整中。また、07年作成の「いじめ問題対応の手引き」は、インターネットを使った中傷などが近年、顕著になったため、新たに事例を盛り込み、改正するという。
この日の会合で、委員が「早期発見、早期対応が必要というのは分かるが、どうすれば発見できるか。生徒が先生に報告できる雰囲気、体制を作ることが大事だ」と指摘。事務局は、学期ごとに実施している児童、生徒に対するアンケートや個別面談などの取り組みを報告した。しかし、別の委員から「学校で、先生が(いじめに対して)網を張っても、アンケートにうそを書かれたらどうするのか」など厳しい意見も出た。林雅則教育長は「いじめの対応の事例を教員が共有することが、早期の対応では大事だ」と話した。【佐藤慶】
8月7日朝刊