多摩私立中のいじめ:埼玉の中2、新たに被害届2件 暴行と傷害容疑 /東京
毎日新聞 2012年8月22日(水)10時50分配信
以前通学していた多摩地域の私立中学校の同級生から暴行されるなどのいじめを受けたとして、東村山署に被害届を提出した埼玉県在住の中学2年の男子生徒(13)と母親が21日、別のいじめ2件に対しても、暴行と傷害容疑で被害届を提出した。いずれも受理され、同署が調べを進める。
母親によると、男子生徒は昨年11月14日に同級生2人に手と足をつかまれ、校内の階段から落とされた。同月17日には、ブランコに乗った別の同級生から左目外側を蹴られたとして、それぞれの事案で被害届を提出した。
男子生徒は昨年4月に別の男子生徒に突き飛ばされ、ひざや肩にけがをしたとして今月8日、傷害容疑で被害届を同署に提出した。
他にも今年1月、別の同級生から頭をコンクリートの廊下に打ち付けられるなどして意識を失い搬送されたことで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されている。
この時の暴行で肋骨(ろっこつ)を骨折し、治りきらないうちに、足をテープで巻かれ宙づりにされるなどの暴行を受けたといい、母親は「この事案についても警察はきちんと調べてほしい」と被害届の提出を検討しているという。【平林由梨】
〔都内版〕
8月22日朝刊