校内人事を教員が選挙 市教委「不適切」として全校調査へ 大阪

校内人事を教員が選挙 市教委「不適切」として全校調査へ 大阪
産経新聞 2014年4月9日(水)12時24分配信

 大阪市立巽中学校(生野区)が教務主任などの校内人事に関し、教員の選挙で決めるとする独自の規定を設けていたことが9日、市教委などへの取材で分かった。学校教育法は校内人事を校長の権限と定めているが、同校では平成24年度まで実際に規定に基づき選挙が行われていた可能性があるという。市教委は「不適切だ」としており、同様の規定が他校でもあるとみて、全市立学校約460校を調査する方針を決めた。

 市教委関係者によると、同校では「校内人事に関する規定」で、「民主的な校内人事」を目的に教員が選挙管理委員会を設置し、教務主任や生徒指導主事、学年主任を選出し、その結果に基づき校長が任命すると定められていた。担任についても校長は教員でつくる調整委員会と協議して決めるとしている。

 規定は昭和52年に改定されており、30年以上の長期にわたり存在してきたとみられる。学校関係者によると、平成24年秋に校内人事を決める際にも適用され、教員は名簿の中から適任だと思う人物の名前に丸印をつけたという。

 校長公募で25年4月に着任した民間出身の北角(きたずみ)裕樹校長(38)が問題視。市教委に問い合わせたところ「不適切」と回答があり、規定の適用をやめた。

 北角校長と教員らは学校運営などをめぐり関係が悪化。市教委事務局は3月、学校業務を停滞させたとして、北角校長を更迭する議案を教育委員会議に提出した。しかし、教育委員は「校長だけに責任があるのではない。今後も課題解決にあたってもらった方がいい」などとして、全会一致で留任を決めた。

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