あ、申し込み忘れた 高校助手、勝手に問題入手ヤミ検定

あ、申し込み忘れた 高校助手、勝手に問題入手ヤミ検定
朝日新聞デジタル 2013年2月15日(金)5時13分配信

 検定試験の一括申し込みを怠ったことがばれないよう、問題用紙を入手して試験を受けさせたとして、高知県教委は14日、県立高の40代の男性実習助手を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にし、発表した。

 県教委によると、実習助手は2010年10月、当時勤めていた高校の1、2年生計63人分の「情報技術検定」の申し込みを失念。すでに同じ検定を終えた別の高校教員から問題用紙と解答をもらい、コピーして生徒に受検させたという。勝手に採点し合否判定も連絡していた。

 同検定は全国工業高等学校長協会の主催で、指定の試験日に学校ごとに受検する仕組みだが、県教委によると、数日遅れて実施することも可能という。昨年12月、合格証書がないことを指摘され事態が発覚した。実習助手は「何とかしたいと思った。迷惑をかけた生徒や保護者に申し訳ない」と話し、63人分の検定料(計3万1500円)を生徒に返却するという。ただ学校側は、問題自体が偽物でないため、合否を協会事務局に認めてもらえないか交渉するという。

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