いじめ被害女性に520万円、PTSD発症で市が示談/川崎

いじめ被害女性に520万円、PTSD発症で市が示談/川崎
カナロコ by 神奈川新聞 2013年5月28日(火)0時0分配信

 川崎市立小学校で2000年度、当時3年生の女子児童が複数の同級生からいじめを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した問題で、市は27日、被害者の女性に520万円の賠償金を支払う内容で示談が成立したと発表した。専決処分しており、支払いはことし3月中に完了している。

 市教育委員会によると、女性は治療が長期化。11年11月に症状固定の診断が出され、12年8月には後遺障害も認定された。抑うつ状態や、当時の記憶がフラッシュバックするなどの症状に悩まされているという。

 今回の賠償は、この後遺障害に対する慰謝料や逸失利益が対象。いじめ後に余儀なくされた転居の費用や通院費などの損害については10年1月に示談が成立、女性には約276万円が支払われ、後遺障害の損害については別途協議するとされていた。

 市議会第2回定例会の議案説明会見で、阿部孝夫市長は「結果的に確定まで時間がかかったが、もう少し早くできなかったかなという思いはある。いじめ問題を市としてきちんと解決できなかったことは申し訳ない」と述べた。

 市教委によると、女性は00年4月からの1年間、同級生からたたかれたりからかわれたりするいじめを受けた。保護者の訴えを受けたにもかかわらず、学校側は適切な防止措置を怠ったという。

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