<東大禁止農薬使用問題>教授が日報書き換え指示

<東大禁止農薬使用問題>教授が日報書き換え指示
2009年11月17日20時14分配信 毎日新聞

 東京大大学院農学生命科学研究科の付属農場(西東京市)で禁止農薬が使用された問題で、東大は17日、同科の50代の技術職員を諭旨解雇するなど、5人を処分したと発表した。また、前農場長の50代の教授が昨年9月、作業日報の「水銀剤」との記述を「消毒剤」に書き換えるよう別の技術職員に指示していたことを明らかにした。

 処分は13日付。指示した教授は「水銀剤も消毒剤の一種だから書き換えさせた」と弁明したが、東大は隠ぺい行為だったと判断し、2カ月の停職処分とした。解雇された技術職員は97〜99年に3回、「酢酸フェニル水銀」が含まれる農薬を米の種もみの消毒に使用。06〜07年にも柿やリンゴの苗木の消毒に使い、計約260リットルを農場内の水田に捨てた。

 04〜08年に5回、農場の実験室で使用するなどした50代の准教授は2カ月の停職処分、05〜07年に3回使った40代の教授は給与1日分を半減する処分とした。昨年10月、技術職員から禁止農薬使用を報告するメールを受け取り、内容を確認せず放置したとして50代の同研究科長を戒告処分とした。【加藤隆寛】

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