特別支援学級わいせつ免職:「公表は真実を」 被害否定に知事 /栃木
2009年12月23日14時0分配信 毎日新聞
宇都宮市内の市立学校で、特別支援学級の女子の胸を触るわいせつ行為があったとして、男性元教諭が懲戒免職処分になった問題に関し、福田富一知事は22日の定例会見で「公表あるいは受け答えは、真実でなければならない」と述べた。県教育委員会は会見で、被害者が特別支援学校の女子だったことを否定していた。
先月25日の県教委の会見では、特別支援学級の児童・生徒が被害者であることを複数回にわたり否定していたが、その後の取材で、特別支援学級の女子に対するわいせつ行為だったことが明らかになっている。福田知事は「(記者会見の)やり取りの中で不手際があったことは聞いているので、今後そのようなことがないように教育長に申し上げた」と語った。
また、宇都宮市教委、県教委とも、保護者の要望や被害者のプライバシー保護を理由に、元教諭の勤務先が小学校か中学校かを明らかにしていない。福田知事は「児童・生徒、保護者の人権尊重を基本にしながら、適切な公表に努めてもらいたい」と述べた。
教員による不祥事が後を絶たないため、県教委では今月9〜18日を教職員の服務規律週間として各学校で校内研修を実施するなどしている。福田知事は「不祥事根絶に向けた取り組みを強めているにもかかわらず、不祥事が発生していることについて、県民の皆さまに改めて深くお詫びを申し上げたい」と述べた。【葛西大博】
12月23日朝刊