テニス名門高の元教諭、部員らから820万詐取 兵庫県

テニス名門高の元教諭、部員らから820万詐取
読売新聞 2012年4月29日(日)11時39分配信

 私立須磨学園高校(神戸市須磨区)の女子ソフトテニス部顧問だった男性教諭(36)が、日帰りの遠征試合なのに旅館の領収書を偽造するなどし、同校や部員から宿泊費や旅費名目で約820万円をだまし取っていたことが分かった。

 同校は昨年12月、教諭を解雇したが、「全額弁済の意向を示している」として刑事告訴しない考え。

 同校によると、元教諭は2007年7月〜11年1月の計20回の遠征試合で架空の宿泊費や交通費を請求。日帰りなのに、市販のものやパソコンで作成した領収書に、旅館の担当者を装った押印をして宿泊を装い、別の遠征では、車で移動したのに新幹線を使ったとする手口で計520万円を詐取した。また、学校から支給される遠征交通費を引率した部員56人にも要求、計300万円をだまし取った。

 11年2月、同校の経理担当者が、元教諭が提出した経費書類を点検していて不正請求に気付き、同校が調査。元教諭は「他校の顧問らとの飲食代などに使った」と話したという。学校側は、同年12月に保護者に謝罪。部員が詐取された計300万円については、近く立て替えて返済する。

 学校法人須磨学園の西和彦学園長が28日夕、記者会見。「お騒がせして申し訳ない。宿泊先への確認も含め、部活動の経費精算のチェックを強化したい」と陳謝した。

 同校によると、女子ソフトテニス部は1994年から毎年、高校総体などの全国大会に出場。元教諭は98年から顧問を務めていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする