柔道実施校5%で事故時体制が未整備

柔道実施校5%で事故時体制が未整備
TBS系(JNN) 2012年7月4日(水)14時33分配信

 今年度から中学校で必修となった「武道」の授業で、全国の中学の64%が柔道を実施することになり、うちおよそ5%の学校で、事故が発生した場合の応急処置や緊急連絡体制が十分に整備されていないことがわかりました。

 文部科学省のまとめによりますと、今年度から必修となった「武道」の授業で柔道を実施する学校は64%に上り、うち9割以上の学校が2学期以降に実施するとしています。

 柔道実施校の割合は山形県が97.2%と最も多く、岐阜県が9.6%と最も少なくなっています。4月、5月の柔道の授業での死亡や重傷事故の報告はありませんが、全国の柔道実施校のうち4.9%で、事故が発生した場合の応急処置や緊急連絡体制などがまだ十分に整備されていないということです。

 文科省では、都道府県の教育委員会の担当者らに対し、連絡体制の整備や安全点検など全職員で事故防止に努めることが重要だと指導しています。(04日11:39)

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