草加市 飛び降り強要 7月21日分

中2男子飛び降り強要 入学時に不安の訴えも…エスカレートした「いじめ」
産経新聞 2012年7月21日(土)2時31分配信

 埼玉県草加市の市立中学校2年の男子生徒(13)が校内でいじめを受け重傷を負った問題。この生徒は小学生の時、今回のいじめに関与したとされる同級生にいじめられたことがあり、母親は学校側に不安を訴えていた。だが、いじめは把握されず、エスカレートする同級生の行為を止められなかった。同市教委では検証を急いでいる。

 市教委や同校によると、男子生徒が校内でうずくまり、痛みにもがく姿を教員が発見したのは今年4月18日昼。同校の休み時間中だった。男子生徒のそばに同級生2人もいた。教員が事情を聴くと、素直にいじめを認め「これくらい飛び降りられると思った」と話した。同級生は反省しているが、軽い気持ちで男子生徒に飛び降りを強要していたという。

 男子生徒が同級生に現金を渡した事実は確認されていないが、男子生徒はこの同級生の他にも2人からいじめを受け、4月に入ってから少なくとも3回、「飛び降り」行為を迫られていた。また、肩を殴るなど暴行も受けていたという。

 同校は男子生徒の負傷直後からいじめと判断し、同級生とともに謝罪しようとしたが、母親に拒否され続けている。背景には学校側への不信感があるようだ。

 「小学校でいじめられたことがある。別々のクラスにしてほしい」

 関係者によると、男子生徒が同校に入学した際、母親は数人の同級生の名前を挙げ、学校側にこう申し出た。同校は別々のクラスになるよう配慮したというが、一部の生徒は同じクラスとなり、今回のいじめにも関与していたという。学校側は「今回の加害生徒の名前は(母親から)聞いていない」と説明している。

 同校は年に3回、いじめに関するアンケートや面談も実施していたが、男子生徒の負傷まで事実を把握できなかった。負傷の前日、生徒は、いじめに関与したとされる1人の生徒から肩を殴られたと担任に訴えたが、理由や詳細を話すことはなかった。

 同校によると、生徒の生活態度に問題はなく、1年生のころには学級委員に立候補。軟式テニス部に所属していた。「明るく元気な生徒で、深刻な様子はなかった」と説明する。

 ただ、同じ小学校出身の男子生徒は「おとなしい子で、同級生にからかわれることもあった」と振り返る。別の男子生徒は「かわいそうだと思ってはいたが、助けると自分がやられるのでできなかった」と険しい表情で語った。

 同校の校長は「もう少し敏感な目で見ていれば防げたかもしれない。今後も保護者との話し合いの場を設けたい」と話している。

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埼玉・草加の中学校でもいじめ 飛び降りろと強要され腰と胸を骨折
スポーツ報知 2012年7月21日(土)8時3分配信

 埼玉県草加市の市立中学校で4月、中学2年の男子生徒(13)が同級生に強要され、校舎2階のひさしから約3メートル下に飛び降り、腰や胸などを圧迫骨折する重傷を負っていたことが20日、分かった。市教育委員会が明らかにした。市教委は、生徒への聞き取りやアンケートから、飛び降り前にいじめがあったと判断した。

 多くの小中学校で終業式を迎えたこの日、また新たな「いじめ」の実態が明らかになった。

 市教委や学校によると、4月18日正午前、男子生徒は同級生2人に強要され、校舎2階の教室から外側のひさし部分に出て、コンクリート製の通路に飛び降りた。飛び降りることで外に出る近道となり、度胸試しの一環だったという。

 数日前から同級生4人から「俺も飛び降りるけど、お前も飛び降りろ」などと迫られていた。前日には、そのうちの1人から肩を数回殴られ、男子生徒は担任に相談。担任は同級生を注意し、謝らせた。だが、飛び降りる前には「できないなら、1000〜3000円を払え」とも言われていたという。生徒は嫌々飛び降り、着地に失敗。かかとの痛みを訴え、病院に搬送された。同22日に別の病院で腰と胸を圧迫骨折していたことが判明。入院した。

 学校側は、事故当日にクラス全員を対象に記名式のアンケートを実施。飛び降りを強要をしたとされる同級生への聞き取りも行った。男子生徒に対する日常的ないじめは確認できなかったという。その日のうちに強要した同級生や校長(55)らは生徒宅を訪れ、謝罪したが、母親は「許せない。謝罪されたとは思っていない」と話している。同27日にも全校生徒を対象としたアンケートを実施しているが、いじめは確認できなかったとした。

 保護者からは小学校時代に別の生徒からいじめを受けたことがあるとの報告を受けており、この要望を踏まえたうえで、クラス編成を行っていた。校長は「1年生の時は、いじめで困っていたとは聞いていない」としているが、同学年には「悪口を言われたり、ぶたれたりしていた。止めれば良かった」と悔やむ男子生徒もいる。

 男子生徒は自宅療養中で約3か月学校に来ておらず、市教委では生徒への謝罪など「対応を続けていく」としている。学校は21日に保護者会を開き、説明する。保護者から相談を受けた草加署も生徒や校長、同級生から事情を聞き、事実関係の確認を進めている。

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草加の市立中飛び降り強要:担任に前日、暴行訴え 「SOS」くみ取れず /埼玉
毎日新聞 2012年7月21日(土)11時38分配信

 草加市の市立中学校で2年の男子生徒がいじめを受け校舎から飛び降りて腰などを骨折した問題で、同校の校長が20日午後、報道陣の取材に応じ、男子生徒が飛び降りる前日に担任の教諭に対して同級生から暴行を受けていると訴えていたことを明らかにした。結果的に男子生徒が発した「SOS」をくみ取ることができず、校長は「未然に防ぐことができなかったのは、申し訳ない」と謝罪した。
 校長によると、男子生徒は飛び降りた前日の4月17日に「この数日間、(同級生から肩を拳でなぐられる)肩パンチを数回された」と担任教諭に訴えた。担任は同級生から直接事情を聴いたが「特に理由はない」と答えたため、「良くない行為だ」と注意したという。飛び降りは翌日に起きた。
 校長は「いじめの芽をもう少し敏感な目で見ていれば防ぐことができたかもしれない。その点、見過ごしたことが残念だ」と釈明。学校側は21日午後1時半から体育館で保護者会を開き、経緯を説明する予定という。
 男子生徒は越谷市内の病院に4月22日から18日間入院した後、「学校に行きたくない」と自宅療養を続けている。家族は「経緯説明があったが、市教委も含め学校の謝罪があったとは認めていない」と不満を示し、弁護士と対応を検討中だ。
 一方、県教育局は今回の問題を受けて、19日付でいじめが解決されていない「未解消」ケースの追跡調査を求める通知を県内各市町村教委に送付した。同局は昨年度に「児童生徒の問題行動等に関する調査」を実施。いじめ対策が継続中で問題が解決していないなど「未解消」に分類されたケースは200件近くに上るという。
 また、さいたま市教委は大津市で昨年10月に男子中学生が自殺した問題を受け、12日にいじめの実態把握などを求める通知を市内全小中高校などに送付したほか、今年度からいじめを早期発見しようと市立の小学5年〜中学3年の児童・生徒を対象にしたアンケートを実施している。【飯嶋英好、林奈緒美】

7月21日朝刊

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母激白「1週間前からいじめ」午後に緊急保護者会
テレビ朝日系(ANN) 2012年7月21日(土)13時5分配信

 埼玉県草加市の中学校で、男子生徒が校舎の2階から飛び降りるよう同級生から強要されて大けがをした問題で、被害にあった生徒の母親が「事件の1週間前からいじめはあった」と話しました。

 被害にあった生徒の母親:「1週間前からいじめがあって、暴行行為、お金の強要、毎日のように2階の窓際に呼び出され、ここから飛び降りろって。もう泣くしかないですね、あの時気づいてあげれば良かった。一番は真実を知りたい、事実を知りたい。学校に対しても加害者に対しても」
 学校側は、「日常的ないじめはなかった」としていますが、21日午後、緊急の保護者会を開き、問題の経緯などについて説明する予定です。

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飛び降り強要で保護者会 学校側説明に批判相次ぐ
テレビ朝日系(ANN) 2012年7月21日(土)18時7分配信

 埼玉県草加市の中学校で、いじめを受けていた男子生徒が校舎から飛び降りて大けがをした問題で、学校側は21日に緊急の保護者会を開きました。

 被害生徒が通う中学校の校長:「これまでの私たちのいろいろな教育活動が不十分であることから、こういう問題になっている。足元から見つめ直していきたい」
 中学校によりますと、保護者会には約400人が出席し、「校長の認識が甘い」などといった批判も相次いだということです。
 出席した保護者:「(学校側は)いじめかどうか、まだはっきりと分かっていなかった感じ」「まだ納得していない保護者もいた」
 保護者会に出席した被害生徒の母親は、「学校側は事実をすべて話してくれなかった」と不信感をあらわにしています。

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