中2男子、いじめで暴行され8か月意識不明
読売新聞 2012年9月13日(木)7時9分配信
埼玉県川越市で1月、当時、同市立中学2年の男子生徒(15)が、同級生の少年3人から暴行を受けて意識不明の重体となった事件があり、生徒が入学当初から3人らからいじめを受けていたことが12日、わかった。
学校は、生徒と少年らとの間で度々、トラブルがあったことを把握していたが、常習的ないじめとは認識していなかったという。生徒の意識は今も回復していない。
捜査関係者らによると、生徒と3人は同じ運動部に所属。事件が起きた1月5日は冬休み中で、午前の部活動終了後、3人が生徒を同市の公園に呼び出し、全身を何度も殴ったり蹴ったりしたとされる。生徒が動かなくなったため、1人が119番。3人は同日、県警に傷害容疑で逮捕され、その後、少年院に収容された。
少年らは逮捕当初、調べに対し「生徒の態度が気にくわなかったから殴った。タイマン(1対1のけんか)だった」などと供述。しかし、その後の調べで、実際には3人で生徒を取り囲むようにして順番に暴行していた疑いが強まった。
市教委によると、学校は昨年4〜12月の計8回、生徒が少年らにからかわれたことに怒り、授業中にけんかするなどのトラブルがあったことを把握していた。
だが、教諭は、生徒が一方的にいじめられているとは思わず、双方に口頭注意するだけで済ませていた。
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「池に入れ」と撮影、金銭要求も…川越いじめ
読売新聞 2012年9月13日(木)14時41分配信
埼玉県川越市で1月、当時市立中学2年の男子生徒(15)が同級生の少年3人から暴行を受けて意識不明となった事件で、生徒が昨年2学期(9〜12月)にも、池に投げ入れたボールを取ってくるよう3人に強要されるいじめを受けていたことが13日、市教委などへの取材で分かった。
少年らは様子を撮影し、仲間内で回して見て楽しんでいたという。生徒は入学当初から、悪口を言われたり、物を隠されたりしていたことが判明しており、市教委は、悪質ないじめが繰り返されていたとみている。
市教委の調査によると、少年らは放課後、学校近くの池にボールを投げ入れ、生徒に取りに行くよう強要。少年らは、命じられた通りにひざ下程度の深さの池に入る生徒をからかい、その様子を携帯電話で撮影していたという。
少年らはさらに、生徒に「ホームランゲーム」と称した賭け事を強要し、金銭の支払いを迫っていたことも判明。生徒が投げるボールを少年らがバットでうまく打てれば、1打につき500円を支払うよう要求したという。
市教委は、実際に生徒が金銭を支払ったかどうかは確認できないとしている。