下鴨殺害同僚男逮捕 「ストーカー把握せず」 同女大学長が謝罪

下鴨殺害同僚男逮捕 「ストーカー把握せず」 同女大学長が謝罪
京都新聞 2012年9月30日(日)9時59分配信

 「女性職員に対するストーカー行為は把握していない」。京都市左京区下鴨で同志社女子大職員荒川孝二さん(36)が殺害された事件。殺人容疑で同僚の天野祐一容疑者(59)が京都府警に逮捕されたことを受け、同大学の加賀裕郎学長は29日に緊急会見し、沈痛な面持ちで謝罪した。
 京田辺市のキャンパスで会見した加賀学長は「あってはならないこと。大変重く受け止めている。在学生や保護者らにおわびする」と謝罪した。
 同大学によると、天野容疑者は1981年に当時の文部省(現・文部科学省)に入省。山形大総務部長を経て、2004年4月に同志社女子大に就職した。10年5月から現在の担当に就き、教員の研究支援業務などに携わっていた。温厚な性格だという。
 天野容疑者がしたとされるストーカー行為について同大学は「一切把握していない」という。同大学は教職員対象にハラスメント相談体制やカウンセリング制度を設けている。しかし、女性は個人的に被害者の荒川さんに相談していた。「(制度を利用するという)そういう方向でやっていれば、事件は未然に防げたと思う」と加賀学長は悔やんだ。
 府警によると、捜査員がこの日午後、荒川さんの遺族に職場の同僚を逮捕したと伝えると非常に驚いた様子だった、という。

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