いじめ防止へ新調査開発 京都市教委、前兆を把握
京都新聞 2012年10月6日(土)10時19分配信
京都市教育委員会が、小中学校でのいじめや不登校、学級崩壊といった課題の前兆をつかむアンケート「クラスマネジメントシート」の開発を進めている。現行のアンケートはいじめの存在を個別に把握するのが目的だが、「シート」は学級の全体像を把握することでいじめなどを予防するのが目的となる。
「クラスのいいところ、悪いところ」などの設問を通じて、学級の安定度と、子ども一人一人の満足度を調べる。回答内容を専用のコンピューターシステムで分析し、チャートなどで図示する。設問間のクロス集計も行い、多角的な視点から学級で今後問題となりそうな傾向の把握につなげる。
学識者や臨床心理士、教員ら11人でつくる市教委内の企画委員会で、6月から開発を始め、設問項目の検討とシステム開発を進めている。小学4年から中学生までを対象に来年度から導入を目指している。
市教委生徒指導課は「放置すれば友人間の関係が悪化しそう、などといった状況をデータ解析によって早めにつかみ、担任や学校全体でどのようにてこ入れすべきか方向性を示せるようにしたい」としている。