駆け落ちか、誘拐か…30歳教師と15歳教え子の“事件”
産経新聞 2012年10月18日(木)11時52分配信
英国では、既婚の英国人数学教師(30)が教え子の少女(15)とフランスに駆け落ちしたという“事件”が、連日、トップニュースとして伝えられていた。
ゴシップ紙ならまだしも英公共放送のBBCや世界にニュースを発信するスカイテレビまで、少女の両親が地元サセックスの警察署で記者会見し、駆け落ちした娘に連絡を取ってほしいと涙ながらに訴える様子を生放送していた。
しかも、実名報道だ。職務違反を犯した教師の方はともかく、未成年の少女の顔写真や名前までも大々的に報道されていたのにはさすがに驚いた。
1週間にわたって行方をくらましていた2人は、フランス南西部のボルドー市内で、報道を見た人からの通報で発見され、教師は誘拐容疑で逮捕され、少女は保護されて帰国した。教師の弁護士は「彼は少女と恋に落ちたこと以外、なにも悪いことはしていない」とコメントした。
それにしても、なぜ駆け落ちがトップニュースなのか。英国人らによると、英メディアは幼児らへの性的虐待や誘拐に敏感だという。13歳の娘を持つ親として、それは歓迎できる。だが、実名で報道された少女の将来はどうなるのか。今回の報道は、子供を守るという趣旨からはかけ離れている気がした。(内藤泰朗)