堀越学園・解散命令へ:創造学園大からの転学で、4大学が入学金免除 /群馬
毎日新聞 2012年11月6日(火)12時31分配信
文部科学省の審議会が今年度末までの解散命令を答申した学校法人堀越学園(高崎市、王豊理事長)が運営する創造学園大の学生の転学支援策として、県内の少なくとも4大学が編入学試験などに合格すれば入学金を免除することを決めたことが5日、毎日新聞の取材でわかった。創造学園大からの転学に「特別の配慮」をするよう求めている文部科学省の要請に応える形での対応だが、声優や茶道など創造学園大独自のコースの学生については受け入れの見通しは立っていない。
転学支援を決めたのは、群馬医療福祉大(前橋市)▽高崎健康福祉大(高崎市)▽高崎商科大(同)▽東京福祉大(伊勢崎市など)。入学金免除は共通するが、編入条件は各校で異なり、高崎商科大では受け入れ人数を留学生1人を含む5人までに限定。編入年次ごとに一定数以上の振り替え単位が必要だが、創造学園大に商学系の学部・学科はなく、どこまで専門科目の単位の振り替えが認められるかは不透明だ。
また、残る3大学も医療福祉系のソーシャルワーク学部からの編入のみを想定しており、「生徒本人との個別相談次第だが、専門がまったく異なる場合は単位の振り替えを認めることは難しい」としている。【喜屋武真之介、塩田彩】
11月6日朝刊