逗子ストーカー殺人 被害女性の転居先漏らす 県警、逮捕状読み上げで
産経新聞 2012年11月9日(金)11時46分配信
神奈川県逗子市小坪でフリーデザイナーの三好梨絵さん(33)が刺殺された事件で、神奈川県警が昨年6月、脅迫容疑で元交際相手の元教員、小堤英統(ひでと)容疑者(40)=東京都世田谷区等々力=を逮捕した際、逮捕状に記載された三好さんの結婚後の名字や転居先の市名などを読み上げていたことが9日、分かった。この情報を手掛かりに小堤容疑者が三好さんの住所を特定した可能性があり、県警は当時の対応に問題がなかったか検証している。
県警などによると、三好さんは以前都内に住んでいたが、平成20年に別の男性と結婚して逗子市内に転居。16年ごろから約2年間の交際後、小堤容疑者から嫌がらせのメールが来るようになっていたため、小堤容疑者に転居先が分からないように生活していた。
相談を受けた逗子署は昨年6月、「刺し殺す」と記したメールを送りつけたとして、脅迫容疑で小堤容疑者を逮捕したが、逮捕状を読み上げる際、三好さんの結婚後の名字や転居先の市名などについても述べたという。
小堤容疑者は三好さんが以前勤めていた会社に身内を装って電話したり、インターネットで情報提供を求めたりして執拗(しつよう)に住所を調べていた疑いがある。
また、ネットの掲示板に、三好さんの夫の名前を挙げ、「昔、お世話になった方を捜しています。詳しい住所が分かりません。ご存じの方がいらっしゃったらmailで連絡して下さい」との書き込みがあった。県警は小堤容疑者が書き込んだとみている。自宅から押収したパソコンを解析するなどして三好さんの住所を特定した経緯を調べている。
三好さんは6日午後、刃物で刺されて遺体で見つかり、小堤容疑者は首をつって死亡。三好さんのそばには血の付いた刃物が落ちており、同署は容疑者死亡のまま殺人容疑で小堤容疑者を書類送検する方針。