免許更新せず教壇立つ、臨時的任用職員ら4人/神奈川
カナロコ 2012年11月20日(火)23時45分配信
県教育委員会は20日、県内の公立小学校と県立高校に勤務する臨時的任用職員ら4人が、教員免許で義務づけられている更新手続きを行っていなかったと発表した。
免許を更新していなかったのは、秦野市立小学校の臨時的任用職員(36)ら4人。
県教委によると、2009年に導入された教員免許更新制では、教員は原則10年ごとに30時間以上の講習を受け、県教委に申請手続きを行わなければならない。
4人はいずれも教壇に立っていなかった1〜2年前に申請期限を迎え、任用されるまでに手続きを終える必要があった。発覚後、2人が手続きを済ませて職場に復帰したという。
県教委は「4人が制度を十分把握していなかったことや、任用時のチェック体制の甘さが原因」と説明。今後は、任用時の確認体制を強化するなどして再発防止を図るとしている。