211万円着服の教委職員を懲戒免職 那智勝浦町

211万円着服の教委職員を懲戒免職 那智勝浦町
紀伊民報 2014年4月16日(水)16時48分配信

 和歌山県那智勝浦町は16日、教育委員会生涯学習課の土屋孝司副主査(37)が211万7548円を着服したとして、同日付で懲戒免職処分にした、と発表した。

 町教委や総務課によると、副主査は町文化協会と県世界遺産熊野地域協議会の事務局を務めていた2011年4月から13年10月までの間、両団体の運営費を預けていた銀行口座から計約80回にわたって現金を下ろし、着服した。いずれの通帳も副主査が管理していた。

 ことし3月下旬に文化協会補助の支出が遅いという指摘があり、教育次長が副主査に確認したところ、私的流用したことを申し出たという。

 副主査は和歌山市出身で学芸員として04年4月に採用された。文化協会の会計からは123万7045円、田辺市や新宮市、那智勝浦町などでつくる世界遺産熊野地域協議会の会計からは88万503円を着服し、昨年10月には通帳の残金はほぼゼロになっていた。副主査は着服の理由について「小遣いが足らなくなり、パチンコやスロットの遊興費に使った」などと話しているという。

 副主査は10日に着服した全額を返還した。町は副主査を告発するかどうか今後検討していく。

 町は副主査以外に、監督責任があるとして前生涯学習課長を1カ月の減給10分の1、教育次長を戒告処分とした。町長、副町長も1カ月の減給10分の1を6月議会で提案するという。

 寺本真一町長は「今後二度と起こさないよう公金のチェック体制の見直しをするとともに、職員の綱紀粛正をはじめ、指導や監督を徹底していく」と話した。

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