<柔道>全柔連が事故再発防止を注意喚起 有罪判決受け
毎日新聞 2014年5月2日(金)19時30分配信
長野県松本市の柔道教室で2008年5月に起きた柔道事故で、長野地裁が4月30日に元指導員に業務上過失傷害罪で有罪判決を言い渡したことを受け、全日本柔道連盟(全柔連)は2日、理事や評議員、都道府県連盟など加盟団体に対し、再発防止に向けた注意喚起の文書を送った。
頭を打たなくても、脳が激しく揺さぶられる力(回転加速度)により、今回の事故の急性硬膜下血腫を発症する可能性があることを警告。頭痛や気分不良などの兆候を見逃さず、予防に努めることを促す日本脳神経外科学会の提言も添えた。
全柔連の中山直人・事務局次長は「これまでも安全指導はしてきたが、現場の知識不足もあった。十分に反省し、きめ細かく指導していきたい」と話した。【藤野智成】