元准教授を再逮捕、死亡した社長の保険金を狙う
読売新聞 2014年5月8日(木)16時56分配信
愛知県警は7日、名古屋市天白区、元中京学院大准教授、久野輝夫被告(54)を詐欺未遂容疑で再逮捕した。
発表によると、久野被告は2012年1月に死亡した同県豊橋市のコンサルタント会社社長、小原洋典さん(当時40歳)の会社に売掛金や未収金約3800万円があると装い、同年2月18日頃、小原さんの会社に請求書を郵送したほか、19日頃には小原さんの妻の携帯電話に同趣旨のメールを送り、小原さんの遺産をだまし取ろうとした疑い。
久野被告は「私には正規の請求権があり、だましていない」などと、容疑を否認している。
県警によると、小原さんには会社を受取人とする生命保険金3000万円があり、会社を妻が引き継ぐと考えた久野被告がこの保険金を狙ったとみられる。妻は遺産相続を放棄し、久野被告の求めに応じなかった。
久野被告は小原さんへの自殺ほう助罪で起訴されている。