職員室放火の元教諭に有罪判決…名古屋地裁支部

職員室放火の元教諭に有罪判決…名古屋地裁支部
読売新聞 2014年5月14日(水)12時42分配信

 勤務先の学校の職員室に放火したなどとして、非現住建造物等放火未遂罪、威力業務妨害罪などに問われた愛知県幸田町坂崎、元町立小学校教諭新井浩介被告(23)に対し、名古屋地裁岡崎支部は14日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年6月)の判決を言い渡した。

 後藤隆裁判長は「犯行は危険で悪質。教頭の指導方法に一方的に不満を募らせ、仕事から逃れたいなどと考えた動機も身勝手」と述べた。

 一方、「懲戒免職で社会的制裁を受け、町などとは示談が成立している」と執行猶予の理由を説明した。

 判決によると、新井被告は昨年9月23日、同町立深溝(ふこうず)小学校の職員室にあったノートパソコン13台を同校のプールに投げ込んだ上、職員室にライター用オイルをまいて火をつけ、いすや机上の書類を焼損させて約1700万円の被害を与えた。同年6月には「爆発物をしかけた」と書いた文書を校内に置き、学校の業務を妨害するなどした。

 新井被告は今年2月に懲戒免職処分を受けた。

過去記事はこちら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする