え?文科省調査「指導力不足の教員5年連続減」
読売新聞 2010年10月28日(木)6時38分配信
「指導力不足」と各教育委員会から認定された公立小中高校などの教員が、2009年度は前年度比46人減の260人となったことが27日、文部科学省の調査でわかった。
04年度の566人をピークに5年連続の減。同省は「認定者に対する研修制度が定着したため」としているが、専門家からは「学校現場の実感からはほど遠い数字だ」と疑問の声が上がっている。
同省によると、260人の7割超(197人)が男性で、40歳以上が8割(208人)を占めるなど、例年と同様の傾向となった。認定者のうち181人は研修を受け、73人が現場復帰。5年連続の認定者の減少について、同省は「認定されるべき教員が研修を受け終わった」と説明している。