採点ミスの調査中に5高校が答案破棄
NHKニュース 2014年6月4日 19時07分
東京都立高校の入試で採点ミスが相次いだ問題で、合わせて5つの高校が、ミスが出ていないか調査している最中に答案を廃棄していたことが分かり、東京都教育委員会が設置した調査委員会は、答案の保存期限の在り方について検討していくことになりました。
都立高校の入試を巡っては、東京都教育委員会が去年とことしの過去2年分の入試の答案を調査したところ、少なくとも2211件の採点ミスがあったことが分かり、このうち、本来は合格していたのに不合格となった受験生は18人に上っています。
この問題を受けて、都教育委員会の比留間英人教育長は、4日開かれた東京都議会の文教委員会で「都立高校に対する信頼を大きく損なったことに対し心からおわび申し上げます」と謝罪しました。
また、教育委員会は、台東区の上野高校や墨田区の本所高校など合わせて5つの高校が、問題が発覚した4月以降、ミスが出ていないか調査している最中に答案を廃棄していたことを明らかにしました。
採点ミスの調査については、各学校が答案を点検したあと都教育委員会が再点検するという2段階のチェックが行われましたが、この5校は、去年の答案について通常1年と定められている保管期限が切れたことを理由に、学校での点検を終えたあと都教育委員会が再点検する前に廃棄していたということです。
これについて都教育委員会の比留間教育長は、「事態が動いている時に答案を廃棄するというのは、決して適切なことではない。今後、答案をどのように保存していくかも含め考えていきたい」と述べ、先月設置した教育関係者などで作る調査委員会が答案の保存期限の在り方について検討していく考えを示しました。