教諭が人身事故、実は飲酒運転だった「コロナの影響で妻と口論、ドライブに」
神戸新聞NEXT 2020/5/4(月) 9:54配信
人身事故を起こし、兵庫県警垂水署に自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで逮捕された神戸市立特別支援学校教諭の男(42)=神戸市垂水区=が、事故時に酒を飲んで運転していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。同署は同日までに、男を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検した。
捜査関係者によると、男は4月20日午後6時すぎ、同市垂水区内の県道で、酒を飲んだ状態で車を運転し、信号待ちの単車に衝突して運転中の男性(48)に軽傷を負わせた疑い。男は6歳と7歳の息子を乗せていたが、けがはなかった。
男は自ら110番した後、近くのコンビニに水を買いに行き、現場に戻ってきた。酒の臭いに気付いた同署員が検査。男の呼気から基準値を超えるアルコールを検出したが、男は当時、飲酒を否認していた。
その後の調べで、事故の約6時間前、仕事帰りに車でコンビニに立ち寄り、駐車場でワイン1本(720ミリリットル)などを飲んだことが判明。帰宅後、子どもを連れて車で出掛けたという。同署の調べに「新型コロナウイルスの影響で自宅にいることが増え、妻と口論になり、ドライブに出掛けた」などと話したという。
同署は男を酒気帯び運転の疑いで22日に書類送検。神戸地検が今月1日に同罪などで略式起訴した。