「担任体罰でPTSD」=両親と元児童、石巻市を提訴―仙台地裁
時事通信 2014年6月19日 16時52分配信
宮城県石巻市立の小学校で、担任からの体罰などによって心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、両親と元児童の少年が19日、石巻市を相手に約9570万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こした。
原告側の弁護士によると、元児童は2008年の入学直後から約1カ月半にわたり、担任の教諭から物を投げ付けられたり、暴言を吐かれたりした。同年6月に不登校になり、8月に医師がPTSDと診断。現在も治療中で、中学校に通えない状態という。教諭は元児童への体罰で、09年3月に停職処分を受けたという。
原告側は、学校が担任を交代させるなど、適切な処置を取らなかったと主張している。石巻市は「訴状を確認していないので、今の時点でお話しできない」とコメントしている。