韓国の大学教授、女子学生をセクハラ後に「相手が積極的に誘惑してきた」―中国メディア
XINHUA.JP 2014年7月25日 15時40分配信
中国のニュースサイト・中国網は24日、「韓国の大学教授、女子学生をセクハラ後に『相手が積極的に誘惑してきた』」と題した記事を掲載した。
23日付の韓国紙・朝鮮日報によると、指導していた女子学生へのセクハラを指摘された大学教授が「相手から積極的に誘惑してきた」と主張していたが、裁判所は「退職処分に相当する」との判断を下した。
ソウル行政裁判所行政第7部は23日、ソウルの私立大学教授(57)に対し、「退職処分に相当する」として、解雇撤回要求を棄却した。この教授は昨年7月、指導していた4年生の女子学生を無理やり翌朝まで続いた宴会に連れ出した。この間、女子学生を横に座らせ、キスをするなどのセクハラ行為をしたという。
教授は「大学院に進学したければ、指導教授になってやる」と迫ったほか、セクハラ後も「夢のようだ」「恍惚。信じられない感覚」「連絡して。君を心配している」などのショートメールも送っていた。被害を受けた女子学生はその後、食欲不振や不眠に悩まされている。
大学側は懲戒委員会を設立し、「教育者としてあるまじき行為」だとして、同教授を解雇した。教授は委員会に出席した際、「女子学生から先に誘惑してきた。女子学生の両親から金を要求された」と嘘の発言もしていた。教授は委員会の処分を不服として訴えを提起したが、裁判所はこれを棄却した。
(編集翻訳 小豆沢紀子)