暴言の教諭、戒告処分 浜松市教育長「人権軽視」

暴言の教諭、戒告処分 浜松市教育長「人権軽視」
@S[アットエス] by 静岡新聞 8月30日 8時5分配信

 浜松市立小で2年生の担任の男性教諭(41)が男子児童に「窓から飛び降りるか」などと暴言を吐いた問題で、同市教育委員会は29日、この男性教諭を戒告の懲戒処分にした。合わせて同校校長(59)を文書訓告、教頭(54)を文書による厳重注意とした。
 市教育会館(同市北区)で開いた臨時の校長・園長会の後、児玉一記教育長が明らかにした。浜松市が政令市に移行した2007年以降、不適切な言動による教員の懲戒処分は初めて。
 市教委によると、男子児童への暴言に加えて、女子児童にけがを負わせたことや、外国籍児童に「国に帰れ」と言ったことなども勘案して処分を決めた。教諭は2学期から学級担任を外れる。市教委の聴取に対して「心を深く傷つけてしまった」と反省しているという。
 校長・園長会で児玉教育長は「校長が管理する学校で起こった事案。暴言は人権軽視で理解に苦しむ」と語気を強めた。

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