(朝鮮日報日本語版) 教え子15人の研究手当を横領、46歳大学教授を逮捕・起訴

(朝鮮日報日本語版) 教え子15人の研究手当を横領、46歳大学教授を逮捕・起訴
朝鮮日報日本語版 2014年12月3日 11時3分配信

 5年にわたって教え子たちの人件費を横領していた大学教授が検察に逮捕・起訴された。

 ソウル東部地検刑事1部(朴成鎮〈パク・ソンジン〉部長)は、2009年10月から今年3月にかけ、政府系機関の研究課題を引き受けた際、自分が指導する大学院生15人を研究員として登録した後、15人に支給された手当のうち5億1000万ウォン(約5450万円)を横領したとして、ソウル市内の私立大学の教授(46)を逮捕した、と2日発表した。

 研究員として登録された大学院生たちは不利益を受けるのを恐れ、問題提起をためらっていたが、今年10月に捜査機関に上申書を提出したことで、上記のような事実が明らかになった。

 検察の関係者は「大学教授の場合、通常は住居や職業が安定しているため逮捕しないことが多いが、今回の事件は金額が大きく、長期間にわたっているため、強制捜査を行うことにした」と説明した。一方、大学側は検察の捜査が行われるまで教授の不正行為を把握できず、懲戒委員会や真相調査委員会を開くこともなかった。この大学の関係者は「容疑が事実であれば、懲戒処分を行う。ただ、検察が起訴したという段階で教授を解職した後、処分を無効とする判決が出た前例があるだけに、検察の捜査が終わった後、懲戒処分の可否などを決める方針だ」と話した。

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