大津いじめ自殺、和解成立…市の賠償責任認める
読売新聞 2015年3月17日(火)11時37分配信
2011年10月に大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを受けて自殺した問題を巡り、両親が市と元同級生らに損害賠償を求めた訴訟は17日、大津地裁(山本善彦裁判長)で両親側と市の和解が成立した。
市側がいじめ自殺に対する不適切な対応や損害賠償責任を認め、和解金1300万円を支払う。元同級生側との訴訟は継続する。
和解条項では、〈1〉学校側がいじめによる自殺を予見できたのに防げず、自殺後も市教委や学校側が調査に消極的だったことを両親に謝罪する〈2〉賠償額を4100万円とし、学校内の事件事故に対応する日本スポーツ振興センターの給付金で支払われた2800万円を除く1300万円を和解金として支払う〈3〉市は再発防止策を継続する――などを挙げた。