教職員の不祥事防止へ有識者会議 要因解決へ意見交換
山形新聞 2015年3月24日 11時8分配信
教職員の不祥事防止策を練るため、県教育委員会が設置した有識者会議(座長・高倉新喜山形大教授)の第2回会合が23日、県庁で開かれ、大学教授らが務める委員7人が出席し意見交換した。
今年2月の第1回会合では、不祥事発生の要因を▽一人一人の心構え▽ストレス▽同僚間のコミュニケーション不足―に分類している。この日は、それぞれの問題を解決するための方策に関し、意見を述べ合った。他の学校で不祥事が発生した際は、どうすれば事前に防ぐことができたかを自身の学校でシミュレーションすることが重要とした委員は、「そうすることで教職員同士の悩みの共有につながり、日ごろから相談しやすい環境が整う」と利点を挙げた。
このほか、多忙化によってストレスが蓄積し、不祥事が起きやすくなるとの見方も示され、「例えば部活動の在り方の方向性をまとめることが重要だ」との意見が出された。
新年度に予定している次回の会合では、県教委に提言するための具体的な内容を話し合う。