生徒にいす投げつけなど、体罰で3教諭懲戒処分
読売新聞 2015年03月28日 18時29分
堺市教育委員会は27日、生徒にいすを投げつけ、頭にけがをさせたり、顔を殴って鼓膜を破ったりするなどの体罰を行っていた市立3中学校の男性教諭3人をそれぞれ減給と戒告の懲戒処分にしたと発表した。
減給10分の1(6か月)の処分を受けた教諭(34)は昨年9月、授業が始まっても着席しない男子生徒を職員控室に連れて行き、頭越しにいすを投げつけた。壁に当たって跳ね返ったいすが生徒の頭に当たり、頭頂部を一針縫うけがを負わせた。
教諭は、同年3月にも別の生徒に対する体罰で文書訓告を受けていた。
また別の教諭(24)は昨年11月、教室でお茶をこぼして遊んでいた生徒の頬を平手で2回たたき、左耳の鼓膜を破った。
男子バレーボール部顧問の教諭(55)は、部活中にふざけるなどしていた部員3人に対し、腰を蹴ったり、髪を引っ張ったりした。