元教授の女性抑鬱、上司のパワハラ原因 神戸大に80万円賠償命令 神戸地裁
産経新聞 2015年6月12日 22時32分配信
神戸大大学院保健学研究科の元教授の女性が、抑鬱状態になるなどして退職したのは、上司だった元科長の男性から受けたパワーハラスメントが原因だとして、元科長と神戸大にそれぞれ800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、神戸地裁であった。遠藤浩太郎裁判官は「権限を乱用し、屈辱的発言や嫌がらせを繰り返した」として元科長のパワハラ行為を認定し、神戸大に80万円の支払いを命じた。
元科長については公務員としての行為で個人的な賠償責任は負わないとし、請求を棄却した。
判決によると、女性は、男性が科長に就任した平成22年度から嫌がらせを受けるようになり、海外出張の旅費の支払いを拒まれたり、計画していた授業を中止させられたりして抑鬱状態になった。さらに、教授会で病状を説明させられるなど嫌がらせを繰り返され、23年3月に大学を退職した。
神戸大は「大学側の主張が認められず残念だが、詳細を承知しておらず、コメントは差し控える」としている。