顔面にボール、馬乗り…小学女児に体罰でバレー監督永久追放 クラブは解散 熊本

顔面にボール、馬乗り…小学女児に体罰でバレー監督永久追放 クラブは解散 熊本
産経新聞 2015.11.10 13:30更新

 小学生の女子児童に体罰を繰り返していたとして、熊本県小学校バレーボール連盟は10日までに、大津ジュニアバレーボールクラブ(大津町)の男性監督(57)を永久追放とし、同クラブ女子チームの解散を命じた。処分は3日付。

 監督は小学校の元校長で、現在は同県合志市教育委員会の幹部。市教委は「社会的立場を考える必要がある」として、処分を検討している。

 連盟によると、9月以降、女子児童の保護者から「子供が監督から暴言や暴力を受けている」と相談があった。連盟の倫理委員会が保護者や児童から聞き取り調査をした結果、「顔にボールをぶつけられ鼻血が出た」「馬乗りになった監督から頬をたたかれた」などの証言があった。体罰を理由にチームを辞めた児童もいるという。

 連盟の調査に、監督は「体罰は4月に1回だけで、ここ数年はしていない」と話している。

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小学生に体罰 バレーボール監督を永久追放
日本テレビ系(NNN) 2015年11月10日(火)21時45分配信

 熊本県内の小学生のバレーボールクラブの男性監督が、チームの複数の女子児童に体罰をしたとして、熊本県の連盟から最も重い永久追放処分とされたことがわかった。

 処分を受けた男監督「1回手をあげて子どもたちに体罰を行ったという事実はそのまま間違いございません」

 永久追放処分を受けたのは、熊本県合志市の教育委員会の幹部職員で、小学生のバレーボールチーム「大津ジュニアバレーボールクラブ」の監督を務める男性(57)。

 熊本県小学生バレーボール連盟によると、今年9月下旬、チームをやめた児童の保護者から、「監督から日常的に暴力や暴言を受けている」と複数の情報が入ったという。

 複数の児童と保護者への聞き取り調査の結果、「平手打ちをされた」「ボールを顔にぶつけられ、鼻血が出た」「叩かれて倒れた後も馬乗りになって叩かれ続けた」などの体罰や暴言を確認したため、連盟側は、体罰や暴言が数年間日常的に行われていたと判断した。

 その上で、今月3日付で、「今後小学生バレーボールに一切携わらない」とする連盟の倫理規定の中でも最も重い永久追放処分とし、あわせて、チームの解散も命じた。

 処分に対し、監督は今年4月に行った体罰について認めた。

 処分を受けた男性監督「相手の子どもさん・保護者の方に申し訳ないという気持ちでいっぱい」

 しかし、体罰や暴言を日常的に行っていたかどうかについては、「聞き取り調査に応じるため」としてコメントを避けた。

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