学術書、表紙替え出版=盗作の教授ら187人摘発―韓国

学術書、表紙替え出版=盗作の教授ら187人摘発―韓国
時事通信 2015年12月14日(月)14時26分配信

 【ソウル時事】韓国の議政府地検は14日、既存の理工系学術書の表紙だけを替え、内容をそのまま盗作して出版したとして、著作権法違反などの罪で、全国110大学の教授179人と四つの出版社の役員5人を在宅または略式で起訴したと発表した。
 海外研修中の教授3人については、帰国後に刑事処分を下す手続きを取った。
 教授182人のうち、虚偽の著者は159人、盗作を黙認した原著者は23人。国公立大の44人や名門私立大教授も含まれている。検察は「数十年間、教育界で続いてきた不正常な慣行を摘発した初の事例」と強調した。
 検察によると、教授らは、既存の書籍のタイトルや表紙デザインを変えたり、著者名を変更、追加したりする手法で自らの著作のように装い、38冊を出版した。
 虚偽の著書を自らの研究実績として所属大学に提出したい教授、専門書の在庫処理と大学での教科書採用を狙う出版社、引き続き本を出すために出版社との関係を維持したい原著者の3者の利害が一致したという。検察は、ほぼ学界でのみ流通する理工系の学術書で、出版部数が少数だったため、これまで摘発されなかったと説明している。 

(朝鮮日報日本語版) 著作権:表紙替え出版、大学教授179人起訴=議政府地検
朝鮮日報日本語版 2015年12月15日(火)9時26分配信

 研究実績を水増しするため、専攻に関する書籍の内容はそのままにし、著者の名前だけを変えて再び出版した行為に関与したとして、韓国全土の110大学の教授179人が一斉に摘発された。

 議政府地検刑事5部(クォン・スンジョン部長)は14日、上記のような手口で本を出版した教授や、このような行為を許可した原著者など179人を起訴し、3人を起訴猶予とした、と発表した。

 このうち、著者の名前だけを変えた本を研究実績として提出したり、2冊以上の本の著者として名前を出したりした74人は在宅起訴して正式裁判を請求した一方、1冊の本で著者として名前を出した人や、それを許可した原著者105人は略式起訴し、罰金300万−1000万ウォン(約31万−102万円)を求めた。このほか、著者の名前だけを変えた本を出版した出版社4社の社員・役員5人も在宅起訴した。

 検察は捜査の過程で、著者の名前だけを変えた本38冊を摘発したが、これらは全て理工系分野の本だった。主に虚偽の著者を追加し、本の名前を微妙に変えたり、表紙のデザインを変えたりして再び出版する手口が用いられた。

 検察の関係者は「研究実績が必要な大学教授と、印税収入を狙った原著者、本の在庫処理を望む出版社の3者の利害関係が一致し、このような行為が数十年間にわたって繰り返されてきた」と説明した。検察は、このような行為に関与した教授らのリストを、所属する大学に送った。

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