元教諭有罪判決 地裁高田支部 /新潟

元教諭有罪判決 地裁高田支部 /新潟
毎日新聞2016年1月27日 地方版

 糸魚川市の市立中学2校で給食費を着服したとして、業務上横領と詐欺の罪に問われた元中学校栄養教諭、牛木功介被告(45)に対する判決公判が26日、新潟地裁高田支部であり、高倉文彦裁判官は懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年)を言い渡した。

 判決によると、牛木被告は2008〜14年、糸魚川中と糸魚川東中で、管理していた学校給食費の口座から現金を勝手に引き出したり、架空の納入業者から食材を購入したように見せかけたりして、109回にわたり計約1535万円を着服したとしている。

 高倉裁判官は「趣味などに自由に使える金銭欲しさに犯行に及び、動機に酌量の余地はない」と指摘。「懲戒免職になるなど社会的制裁を受けている」として執行猶予を付けた。牛木被告の弁護士によると、控訴はしない方針。【浅見茂晴】

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