朝鮮大学校元准教授を起訴猶予処分 東京地検

朝鮮大学校元准教授を起訴猶予処分 東京地検
産経新聞 2016.3.31 20:23更新

 東京地検は31日、不正に入手したクレジットカードで商品をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された朝鮮大学校(東京都小平市)の男性元准教授(49)を起訴猶予処分にしたと発表した。3月30日付。地検は今年2月に処分保留で釈放し、任意で捜査を続けてきたが、「実害が生じていないなど事案が比較的軽微であるなど諸般の情状を考慮した」としている。

 捜査関係者によると、元准教授は平成12年前後に北朝鮮の対外情報機関「225局」の勧誘を受け活動を開始。同局の指示のもと、韓国の工作員らに政治工作の活動方針を伝達するなどしていた。

 朝鮮大学校で経営学部副学部長を務めるかたわら、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の「在日本朝鮮社会科学者協会」(社協)副会長も務めたが、昨年6月10日、警視庁公安部が別の詐欺容疑で自宅を家宅捜索した翌日、総連関係の全役職から外れていた。

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