東京大元教授ら5人に懲戒処分相当 論文捏造や改ざんで

東京大元教授ら5人に懲戒処分相当 論文捏造や改ざんで
朝日新聞デジタル 2017/3/3(金) 19:18配信

 東京大は3日、在職中に論文の捏造(ねつぞう)や改ざんをし、大学の名誉や信用を著しく傷つけたとして、分子細胞生物学研究所の加藤茂明・元教授ら4人を懲戒解雇相当、元助教1人を諭旨解雇相当とすると発表した。5人はすでに退職している。このうち、退職金を受け取った3人には自主返納を求める。

 懲戒解雇相当は加藤氏のほか、研究室の中核メンバーだった柳澤純・元助教授と武山健一・元准教授、北川浩史・元特任講師。

 東大は2014年12月、加藤氏らの論文33本に不正があったと認定する最終報告書を発表。加藤氏らの処分を検討してきた。

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<論文不正問題>東大元教授ら5人処分
毎日新聞 2017/3/3(金) 18:46配信

 東京大分子細胞生物学研究所の加藤茂明元教授のグループによる論文不正問題で、東大は3日、研究を主導した加藤氏ら5人の処分を発表した。

 処分は2月17日付。加藤氏ら4人を懲戒解雇相当、不正な論文を執筆したとされる元助教1人については諭旨解雇相当としている。加藤氏は分子生物学の著名な研究者。処分対象の全員が既に退職し、退職金を自主返納した人もいるという。

 東大は外部からの指摘を受け、2012年1月から調査した結果、1999〜2010年に発表された論文33本に図の捏造(ねつぞう)や改ざん行為があったと14年12月に認定。加藤氏本人から弁明を聞くなど処分の手続きを進めていた。

 東大によると、加藤氏の研究室が受け取った公的な研究費のうち、不正な論文の執筆に関連する約200万円を国側に返還したという。羽田正副学長は「厳粛に受け止め、全学を挙げて再発防止にあたる」とするコメントを発表した。【五十嵐和大】

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