新発田・いじめ自殺生徒の父親、第三者委に調査指導を要請 新潟
産経新聞 2017/10/20(金) 7:55配信
■「一歩踏み込んだ報告期待」
いじめを苦に新発田市の自宅敷地内で6月に自殺した市立中2年の男子生徒=当時(13)=の父親が18日夜、市の第三者委員会に出席後、同市乙次の市豊浦支所で記者会見し、市教育委員会や学校の調査は不十分だとして、自殺の背景や経過に関する詳しい調査を指導するように第三者委に求めたことを明らかにした。
父親は、学級担任と生徒が5月に行った教育相談の内容も明らかにした。「まだいろんな名前で呼ばれる?」と聞いた担任に対し、生徒は肯定した上で「むかつく」と回答。担任は相談の継続を呼び掛けたものの、生徒は「昼休みは遊びたいし、放課後も早く帰りたい。めんどくさいのでいいです」と断っていた。
父親は担任の対応に不信感が募っているとし「どういういじめがあったのか、一歩踏み込んだ報告を期待している」と語った。
第三者委の工藤ひとし委員長は担任や校長に今後聞き取り調査を行い、年度内に報告の方向性をまとめる考えを記者団に示した。