宮城県工業高、男子自殺 父親「真相を知りたい」 学校側の対応に憤り
産経新聞 2018/11/1(木) 7:55配信
「希望を持って入った学校がまさか『軍隊』とは。真相を知り、息子を苦しめたものがあれば他の子のためにも排除したい」−。仙台市内の自宅で自殺した県工業高校1年の男子生徒=当時(15)=の父親(44)は31日、県教育委員会に第三者委員会設置を求める要望書を提出し、会見で胸の内を吐露した。
父親によると、男子生徒は将来の就職に有利だと同校に進学、「いい学校だ」と希望を語っていたという。一方で、入学式当日のホームルームで担任の男性教諭が「クラスは軍隊のようなもの」と発言していたと家族に明かしていた。
課題のリポートを徹夜で仕上げる姿を父親も見ており、「こんなのはリポートではない、やり直せ」などと突き返されたことを悩んでいる様子だったという。 担任は、他の生徒にもしばしば大声で怒鳴っていたといい、男子生徒は父親に「机を蹴りながら怒っていた」と話していた。
亡くなる前日には、体育祭の練習のために父親とキャッチボールをした。「正直、異変は感じなかった。優しい子なので言わずに自分の中で思い悩んでいたのか」と父親は振り返った。
遺族が学校側への不信感を強くしたのは自殺翌日の弔問時。「担任はお悔やみではなく、家庭訪問でもないのに息子を怒る言葉だけ言って帰っていった」といい、校長、県教委の訪問はなかったと説明。学校では男子生徒の自殺について、遺族側が伏せていないのに全校的に報告しておらず、真相究明に向けた生徒などのアンケートも行っていないという。
「気持ちが分かっていない。自分の子が死んでこんな対応をされたらどんな気分か分からないのか」。父親は学校側の対応について、憤りをあらわにした。